2025年1月18日放送 17:30 - 18:50 TBS

報道特集
再就任直前〜トランプ氏で世界は?△女子高校生コンクリ詰め殺人その後

出演者
伊藤隆佑 村瀬健介 日下部正樹 山本恵里伽 関まどか 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

きょうのラインナップ

オープニングの挨拶。今日の特集を紹介。

(ニュース)
佐々木朗希 ドジャースと契約合意

プロ野球・ロッテ・佐々木朗希投手が、メジャーリーグドジャースと契約合意に達したと発表した。佐々木は自身のSNSに「とても難しい決断だったが、野球人生を終えて、あとで振り返ったときに正しい決断だったと思えるよう頑張る。ここまで支えてもらった皆様に感謝しながらユニフォームに袖を通したい」とつづった。契約合意を受け、ロッテ・吉井理人監督は「いろいろな面で大きく成長することができると思う。あとは朗希次第、頑張りなはれ!」とエールを送った。現地メディアによると契約金は2017年にエンゼルスへ移籍した大谷翔平超えの10億1400万円。週明けにも正式に契約を結ぶ。WBC日本代表で共に戦った大谷、山本由伸と再びチームメートとなり、どんな活躍を見せてくれるのか。佐々木投手のふるさと岩手県では、新聞の号外が配られ、同郷の大谷翔平選手と同じドジャースに決まったことを喜ぶ声が聞かれた。佐々木投手が小学4年生から3年間所属していた岩手・大船渡市・猪川野球クラブでは尊敬する先輩の挑戦を自身の目標にかえていた。

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いまのところ大きなトラブルなし

新しい学習指導要領に対応して初めての試験となる大学入学共通テストが、きょう始まった。今のところ大きなトラブルはないということだ。大学入学共通テストは今日と明日の2日間、全国651の会場で実施される。志願者数は49万5000人余りで、前回より3257人増えた。今回の共通テストは2022年度から適用された新しい学習指導要領に対応し、データ分析やプログラミングの能力などが問われる「情報I」が新教科として加わった。大学入試センターによると現時点で大きなトラブルはない。平年の3倍近くの記録的な豪雪となっている青森・弘前市では受験生たちが早めに会場を訪れていた。昨日〜今日未明までに降った雪で、県内の一部のJR在来線と私鉄は除雪が難航し、運休と遅れが出たが、県内8つの会場では交通機関の乱れなどで試験に間に合わなかった受験生はいない。

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移民の街「すべてが崩壊」の嘆き

今月20日に就任する米国・トランプ次期大統領は、移民問題を巡っては「史上最大の強制送還を実行しよう」と明言している。移民が多く住む町からは「すべてが崩壊した」という悲痛な声が上がっている。米国・オハイオ州スプリングフィールドは、「史上最大の強制送還」のターゲットとされる町。住人の4人に1人がハイチからの移民で、その多くが周辺の工場で働いている。すべての始まりは大統領選の大統領候補者討論会で飛び出した「スプリングフィールドでは、移民がイヌやネコを食べている。住民のペットを食べている」との発言。ハイチに犬や猫を食べる文化はなく、発言を裏付ける事実も確認されなかった。しかし発言をきっかけにスプリングフィールドは全米の注目を集め、トランプ次期大統領の不法移民対策の象徴となった。選挙前、町のハイチ料理レストランオーナー・ジャーメインさんは「もう倒産寸前だ」と語った。嫌がらせの電話が殺到し、売り上げも激減。ハイチ移民に憎悪の目が向けられた。ただ米国・スプリングフィールドのハイチ人は不法移民ではない。労働力不足を補うために資格を満たしたハイチ人の労働者を町が積極的に誘致。それでもトランプ次期大統領は「私に言わせれば不法移民」などと主張し、強制送還の対象にする考え。ハイチ移民を雇用してきた工場経営者も戸惑いを隠せない。工場を経営・マクレガー社長は「法律に従うことしかできない。具体的なことが示されるまでは現状を維持する」と語った。トランプ次期大統領の大統領就任を前に再びハイチレストランを訪ねた。ハイチ料理レストランオーナー・ジャーメインさんは「いまや仲間も街を去り、すべてが崩壊した」と語った。大統領選でトランプ次期大統領が圧勝したことに多くのハイチ人が絶望し町を離れていった。また2週間前にも白人の男2人がレストランを訪れ、警察沙汰を起こすなど、嫌がらせも続いているという。「米国が移民の国だということを思い出してほしい」。現場からは悲痛な声が上がっている。

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(気象情報)
気象情報

全国の天気予報を伝えた。

(特集)
トランプ氏 大統領就任で世界は?

来週20日、いよいよ米国・トランプ次期大統領の大統領就任式が行われる。自国の領土拡大まで発言するなど米国ファーストの発言が更に強くなっている。トランプ次期大統領に米国を代表する実業家たちが、すり寄る姿勢を見せている。トランプ次期大統領で世界はどう変わるのか。トランプ次期大統領は、巨額の貿易赤字をもたらす国に関税をかけるとして、「メキシコ湾の名前を米国湾に変えるつもりだ」と脅した。メキシコ湾の名前を変えると挑発。更に「カナダは、米国の51番目の州になるべき」と主張。中米パナマ運河の返還や北極圏に位置するデンマークの自治領・グリーンランドの領有など領土拡大の意欲も見せた。米国・トランプ大統領の就任に望みをつなぐ町がある。米国・ペンシルベニア州のピッツバーグ郊外・ウェストミフリン。かつての米国の繁栄を象徴するUSスチールの工場がある。ウェストミフリン・クリスケリー町長は「(何人がUSスチールで働いている?)数千人」と語った。この町には日本製鉄の幹部らが度々訪問。信頼関係が築かれ、労働者の多くは日本製鉄を歓迎していた。USスチール従業員・ジャックマスキル氏は「ケ95%の組合員が買収に賛成している」、ジェイソンズガイ氏は「日本製鉄による買収よりもっといい案があるなら教えてほしい。そんな案はないだろう」と述べた。ケリー町長は先月、周辺の町長ら19人と連名で、買収を禁止しないよう求める手紙を米国・バイデン大統領に送ったがその声は届かなかった。ケリー町長は「トランプ次期大統領に働きかけたい。ビジネスマンなので分かってくれると思う」と語った。トランプ次期大統領の再選で、米国の実業家が次々と手のひらを返している。

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再選で萎縮するアメリカメディア

4年前、大統領選で敗れたトランプ次期大統領の呼びかけに応じ、暴徒化した支持者が議会を襲撃した事件。これを受けてTwitterやFacebookのトランプ次期大統領のアカウントはすぐさま凍結された。当時Facebook・マークザッカーバーグ氏は「我々のプラットフォームは民主的に選ばれた政府に対する暴動を煽るために利用された」。さらにアマゾンやGoogleがトランプ支持者が利用するSNSアプリを凍結するなど一斉にトランプ次期大統領を締め出した。それから4年、Twitterはトランプ政権で要職に就くイーロンマスク氏に買収され、Facebookはファクトチェックを廃止すると発表。ザッカーバーグ氏は「ファクトチェックは政治的に偏り過ぎていた」と語った。メディアの状況が、一変する中、米国で物議を醸す風刺画がある。描かれているのはザッカーバーグ氏やアマゾンの創業者で「ワシントンポスト」・オーナージェフベゾス氏。大金を手にトランプ次期大統領にひざまずく様子が描かれている。2人はトランプ次期大統領の就任基金に100万ドル、およそ1億5000万円を寄付した。書いたのは「ワシントンポスト」紙の風刺画家・アンテルナエス氏。しかし掲載は拒否された。テルナエスはSNSで風刺画について「トランプに取り入ろうと躍起になっているIT、メディア企業の億万長者に対する批判だった」と述べた。「掲載拒否は報道の自由を危険にさらす」と抗議し、辞職した。更に論説部門が民主党・ハリス候補の支持を表明しようとするとオーナー・ベゾス氏が阻止したと報じられた。伝統だった大統領候補の支持表明が見送られると社内外から批判が相次いだ。ベゾス氏は「正しい決断だった。この決断に誇りを持っている」と語った。有力紙「ロサンゼルスタイムズ」でも選挙直前に、候補者の支持表明が取りやめられた。当時、論説委員を務めていたカリンクライン氏は「オーナーによる介入があった」「委員会としてハリス候補の支持を表明しようとしていたが、オーナーはそうさせなかった。非常に不適切だったと思う」と話した。論説の差し止めを迫ったのは風刺画にも描かれたオーナー・スンシオン氏。世界一の金持ちドクターとも言われ、2018年に「ロサンゼルスタイムズ」を買収した。この決定を受けて、クライン氏は35年間勤めた「ロサンゼルスタイムズ」を離れた。相次ぐ風刺画や論説の掲載中止、メディアがトランプ次期大統領の再選によって、萎縮していると警鐘を鳴らす。クライン氏は「トランプに対し立ち向かうのが難しくなっていることは確か。だからこそジャーナリストが勇気をもって立ち向かわなければならない」と述べた。

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マスメディアに対する市民の信頼も大きく揺らいでいる。最新の世論調査「米国人のメディアへの信頼調査(米国・GALLUP社)」で、「新聞などのメディアを信頼している」と答えた人は31%。過去最低を記録。大統領選挙を目前に控えた去年10月、私たちが現地で取材している際も、メディアへの不信感を口にする人たちがいた。トランプ支持者の65歳女性の情報収集は、主に旧Twitter「X」で行っているという。私たちが日本のテレビ局の記者だと伝えると質問を投げかけてきた。女性が暮らすのは中西部・オハイオ州スプリングフィールド。人口の4分の1をハイチからの移民が占め、「移民が住民のペットを食べている」というトランプ次期大統領の発言で注目を集めた町。発言について、市の当局は事実無根だと否定したが、女性は持論を展開した。スクールバスの運転手として働く男性もハイチ移民への反感を募らせる1人。きっかけになったのがおととし8月に起きたバス事故。50人以上を乗せたスクールバスに車が突っ込み、11歳の男の子が死亡した事故。車を運転していたのはハイチからの移民で、州で認められた免許を持っていなかったという。男性はペットを巡るトランプ次期大統領の発言についても「100%事実」として、市の公聴会でもハイチ人による動物虐待があると訴えてきた。

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トランプ次期大統領 受け入れる米社会

米国で取材した女性は、オールドメディアのニュースや当局の発表は全く信用できず、Xにこそ真実があると力説していた。その例として、安倍元総理大臣の銃撃事件の陰謀論を話し始めたが、女性はそのほかにも根拠のない陰謀論や差別的な発言をしていた。怖いなと思ったのは、女性がそういった言動をカメラの前で全くためらうことなくすること。差別を許さないとか、真実に忠実であるべきだという価値観が米国社会で変わってきているのではと感じた。米国・トランプ次期大統領の再登板で、こうした流れが更に進むのではないかと心配する。トランプ次期大統領の登場によって人々がずっと心の中に秘めていたゆがんだ感情みたいなものが解き放れてしまった気がする。仲間以外のものを敵視して傷つけるような差別的な発言、乱暴的で一方的な主張がSNSなどを通じて当然のようにまかり通るようになった。拡散のスピードや情報量は、マスメディアのはるか上をいっている。よしとしてきた価値観、自由とか民主主義が、名前は同じでもその中身が恐ろしい勢いで塗り替えられている気がする。

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(ニュース)
ガザ地区 停戦合意・人質解放を正式承認

ニュースラインナップ:イスラエル停戦合意を正式承認■関越道で多重事故1人死亡■【バスケットボール】夢の祭典・Bリーグオールスターゲーム■【ラクロス】ロス五輪追加競技・日本一決定戦■【MLB】藤波はマリナーズ、青柳はフィリーズとマイナー契約

Bリーグ オールスターゲーム

バスケットボール・Bリーグのオールスターゲームが開催。選手だけでなく、マスコットたちもファンを魅了。今日から2日間行われる年に1度の祭典オールスターゲーム。スター選手が一堂に集結し磨き上げた技術で対決。ド派手なパフォーマンスで会場に詰めかけた多くのファンを沸かせた。そんな選手たちに負けじとマスコットたちもガチンコバトル。モップリレー、ダンシング玉入れ、綱引きを紹介。白熱したバトルは明日も続く。LaLa arena TOKYO−BAY、スキズチャレンジ、3ポイントコンテスト、ダンクコンテストの映像。

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ラクロス真の日本一は…

2028年ロサンゼルス五輪で120年ぶりに追加競技として復活するラクロス。今日行われた全日本選手権で社会人日本一と学生日本一が真の頂点をかけ激突。NeO(社会人日本1位)19−2早稲田大学(学生日本1位)。NeOが大会連覇を達成。

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NeOロサンゼルスオリンピック早稲田大学東京スタジアム
青柳&藤浪新天地決まる

ドジャースとの契約合意を発表した佐々木朗希に続き、日本人選手の移籍先が続々と決まっている。阪神からポスティングシステムでのメジャー挑戦を目指していた青柳晃洋は、フィリーズとマイナー契約を結んだと球団が発表。青柳は「下から這い上がれるように頑張っていきたい」と語った。現地の報道によるとフリーエージェントになっていた藤浪晋太郎が、マリナーズとのマイナー契約に合意。昨シーズン、メジャーでの登板0に終わった男が、2年ぶりのメジャー昇格を目指す。

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(エンディング)
来週は…

来週は…モンゴル文字 復活の一方で。

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モンゴル内モンゴル自治区(中国)
エンディング

エンディング映像。

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