伊藤忠総研・高橋尚太郎の解説。アメリカ2月の財の貿易収支速報に注目。高橋さんは「トランプ関税の政策の影響がいち早く影響が及ぶということで足元では注目が集まっていると考えている。トランプ関税を警戒して昨年の12月ごろから輸入が増加。今年の1月の貿易収支は1500億ドルを超える貿易赤字となた。2月については1300億ドル程度の貿易赤字まで縮小するとかけこみ輸入が一服すると予想されている。3月からメキシコやカナダに関税が発動されるのではという警戒感があったので企業のかけこみ輸入が続いていた可能性がある。そうすると輸入財の一時的な受給のひっぱく、駆け込み消費が出る可能性がある」などと述べた。マーケットリスクアドバイザリー・深谷幸司の解説。アメリカの新規失業保険申請者数に注目。深谷さんは「雇用動向重要ということだが規申請に関しては前週22万5000人に対して今週22万3000人、あんまり変わらないと見られている。一方で継続して申請している受給者総数が結構注目だと思っている。190万件を越えずに踏みとどまっていた。今回、これを超えるようだと雇用、消費、景気の悪化ということになりそうなので注目して見ていきたい」などと述べた。