旅籠屋を通り過ぎると歩道は広がっていったが、ここには松の並木が続く様子が見られる。一震斎芳形の「東海道程ヶ谷之風景」にも描かれているが、ここは幕府が松並木を作るように指示したのだといい、これは風よけ・雨よけ・雪よけになることがあると見られ、民俗学者・柳田国男によると道標の役割も果たしていたと見られている。公共事業により当時の姿を復元する試みが行われ東海道保土ヶ谷宿 松並木プロムナードとも呼ばれている。今では松並木は300mの長さとなっている。
住所: 神奈川県横浜市保土ヶ谷区保土ケ谷町1-48