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「日揮パラレルテクノロジーズ」 のテレビ露出情報

31歳である企業の新入社員になった山内さん。この日、山内さんは1か月間の研修を終え初めての仕事を任された。山内さんは17歳の時に「広汎性発達障害」と診断された。わずかな物音や視界のちらつきで集中力が奪われてしまうという特性がある。大学2年生の頃に重度のうつ病で大学を中退、単発バイトで働くも悩みは深くなるばかりだった。浮き沈みを繰り返し、のべ7年間ひきこもっていたが、支援者から紹介されたアルバイトを続ける内に自信を取り戻していった。発達障がいと診断された人の数は、全国で推計87万人超。人手不足が深刻化する中、就労意欲のある発達障がいのある人がどうしたら働けるのかは社会全体の課題。
都内にあるバーでこの日行われていたのは、発達障がいがある男性が1日店長を務めるイベント。バーを訪れた客も発達障がいがある。ここで聞こえてきたのは、仕事に関する悩みばかり。目に見えづらい発達障がい、働きやすい職場に必要なものとは何なのか。物音や視界の動きに敏感な特性のある、山内さん。4月からAIエンジニアとして再スタートを切った。再出発に選んだ会社の特徴は、自分のペースで働けるということ。仕事は個人単位に割り振られ、週20~40時間の範囲であれば、場所や時間は自由に決めることができる。また、会社は原則納期がない仕事のみを請け負い、社員にプレッシャーがかからないようにしている。山内さんが働く会社は、業務自動化やアプリ開発などを請け負うIT企業。社長の阿渡さん自身も障がい者雇用で働いていて、障がいの有無に関わらず「一番能力を発揮できる環境で働いてほしい」という思いからこの会社を立ち上げた。現在、社員46人中43人が障がい者で、うち8割が精神・発達障がいがある人達だという。社員は、1人で悩みを抱え込まないよう雑談ができるチャットアプリを活用したり、 手軽に個人面談を受けたりすることができる。こうした制度によって、2021年の会社設立以降、自己都合退職者は0人だという。山内さんは、発達障がいがある人達に「絶望しても、もう1度だけチャレンジしてみてほしい」と話す。

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