日本が子どもの権利条約を批准してから今年で30年が経過した。弁護士の柳原由以さんは子どもの人権を「ありのままの自分を尊重されながら成長する権利」とした。子どもの権利条約は国に対して様々な権利を子どもたちに保障することを求めている。特に、「差別の禁止」「最善の利益の考慮」「生存・発達の権利」「意見の尊重」が重要だとしている。
しかし、子どもたちの人権が守られているとは言えない現状がある。この30年間で子どもの不登校は増え続け、自殺者も増加傾向が続いている。国連は2019年に日本に対して緊急措置の勧告をしていて、制度面では改善もみられるが課題も残っている。子どもが「自分は自分でいい」「自分の意見は尊重される」と思えるためには周囲の信頼できる大人との対話が不可欠。「周りの子どもの話を聞くことを心がけましょう」と柳原さんは呼びかけた。
しかし、子どもたちの人権が守られているとは言えない現状がある。この30年間で子どもの不登校は増え続け、自殺者も増加傾向が続いている。国連は2019年に日本に対して緊急措置の勧告をしていて、制度面では改善もみられるが課題も残っている。子どもが「自分は自分でいい」「自分の意見は尊重される」と思えるためには周囲の信頼できる大人との対話が不可欠。「周りの子どもの話を聞くことを心がけましょう」と柳原さんは呼びかけた。