ことしのノーベル平和賞に選ばれた日本被団協が被爆者への補償や核兵器廃絶を求めてこれまで行ってきた活動を振り返るシンポジウムが都内で開かれた。シンポジウムは日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)がことしのノーベル平和賞に選ばれたことを受けて東京・千代田区で開かれた。まず被爆者運動の資料を研究している大学生のグループが、1984年に策定され日本被団協の活動の柱となっている「原爆被害者の基本要求」について報告した。日本被団協が国による原爆被害の補償と核兵器の廃絶を求めて基本要求の文書をまとめた経緯や文書の中には被爆者の怒りや苦しみなどが込められていることなどを説明した。