日本取引所グループ・山道裕己CEOは「今年も株式は堅調に推移」とコメント。今年日経平均株価は約34年ぶりに史上最高値を更新し、一時4万2000円台をつけた。山道CEOは好調な株価の要因としてデフレからの脱却に向けた日本経済の変化に加え、中国の景気減速による海外投資家の日本株への関心の高まりや新NISAなど個人の資産運用への動きを挙げた。一方、東京証券取引所は上場企業に対し「資本コストや株価を意識した経営」を求めている。山道CEOは投資家と市場と目線がずれている企業も多いとくぎを刺し、引き続き今日による投資家への情報提示など促していく考えを示した。