埼玉県議会で自民党が提出した虐待禁止条例改正案で、虐待にあたる放置というのは条文には書いてなくて、具体例は県議会の質疑などで明らかになったが、子どもだけで留守番することも虐待にあたる、子どもだけで登校や公園で遊ばせるのもNGなどの具体例を示した。日本女子大学学術研究員の清永奈穂さんは、今回の条例改正案について、いまの日本では現実的ではないと指摘している。法律の観点からの問題について、名古屋市立大学大学院の小林直三教授は、広範に外出等を制限するのは過度な制限であり憲法違反の疑いがある、などと指摘している。