千葉県市川市のマンションで、空の宅配ボックスが施錠されて困っているという事例が起こっているという。この宅配ボックスは配達員が荷物を入れた際に暗証番号を設定し、受取人に通知する仕組みとなっている。マンションの管理人が配達業者から聞いた話によると、一部の配達員がいつでも荷物を届けられるよう暗証番号を設定して、自分専用のボックスをキープしているという。多くの集合住宅では置かれている宅配ボックスの数に限りがあり、確実に荷物を届けるためにキープしているという。特に大手から配達を委託されている人の場合は、配達した荷物の数で報酬が決まるので、より確実に届ける必要があるとのこと。専門家によると、対策としては十分な数の宅配ボックスを確保したり駅に宅配ボックスを整備したりすることが重要で、また利用者は荷物はすぐ受け取り、コンビニで受け取ることも活用するなどして再配達を減らす配慮が求められるなどとした。