うどんに値上げの波が押し寄せようとしている。東京・日本橋にある讃岐うどん店「谷や」では10年ほど前まで1杯550円ほどだった「かけうどん」が物価高の影響で現在は750円に。さらにオーストラリア産小麦が今後高騰した場合、さらなる値上げや「大盛り無料サービス」を続けるか考えるという。日本のうどん用小麦のほとんどがオーストラリア産。讃岐うどんの本場・香川県でも9割以上の店がオーストラリア産小麦を使用。オーストラリアの農家を取材すると、小麦の生産量を調整しているという。原因となっているのが中東情勢による肥料の高騰。中東からの輸入肥料が2倍以上に高騰し、多くの小麦農家が生産を縮小。オーストラリア国内の生産量は最大4割の大幅な減産となる可能性がある。アメリカ産やカナダ産の小麦はパンやケーキ作りに向いている一方、オーストラリア産はうどん作りに最も適している。日本では輸入小麦の価格を毎年4月と10月に政府が国際的な相場を見て決定するが、オーストラリア産小麦を扱う製粉会社は「在庫律3割を保つ必要があるため小麦不足は起こらない。ただ、10月の価格は今より上がるだろう」と話している。
