テーマ「子供ブランドの戦略」。1985年に誕生したシルバニアファミリー。動物をモチーフとした人形で、ごっこ遊びなどで楽しむことができる。ターゲットは3歳以上の子どもだが大人も夢中になっていた。シルバニアファミリーは、今、大人の間で人気になっている。大人が日常生活にシルバニアファミリーを取り入れることで、癒しを求めているという。SNSから興味を持った大人が、シルバニア活動、略して“シル活”という現象を起こしている。子ども心を持ち続ける大人を指す、キッズとアダルトを組み合わせた造語の「キダルト」。おもちゃ業界には少子化という課題があるが、こうしたキダルト層が需要を支え、昨年度、おもちゃの市場規模は初めて1兆円を超えた。