衆議院議員選挙まで残り5日となった。東京24区では自民党の派閥の裏金事件を巡り無所属で戦うこととなったベテラン候補に対し、野党候補が乱立するなど混迷を極めている。衆院選の公示日、閣僚や自民党の幹部を歴任した萩生田光一候補の第一声は謝罪から始まった。派閥の裏金事件を巡り、2728万円の収支報告書への不記載で非公認、無所属での立候補となった萩生田候補。応援には安倍元総理の妻・昭恵氏や高市前経済安保担当大臣らが続々と駆けつけているが、萩生田候補には旧統一教会との接点も明らかとなっていてかつてない逆風の選挙戦を強いられている。対する立憲民主党が白羽の矢を立てたのは元参院議員で旧統一教会問題の専門家でもある有田芳生候補。立憲民主党は、ここを重点選挙区と位置づけ党幹部らを次々に投入している。逆風の萩生田を一気に追い込みたい立憲民主党だが、この選挙区では野党の候補者の一本化が成立せず、乱立状況となっており、結果的に、自民党への批判票が分散する構図となっている。野党候補の一本化の難しさについてこう話す元都議の佐藤由美候補。前回の衆院選では国民民主党から立候補したが、一部野党の再編によって今回は日本維新の会からの立候補となった。佐藤氏がたもとを分かった国民民主党から立候補するのは弁護士で新人の浦川祐輔候補が立候補。地元八王子を活性化させたいと訴えた。更に参政党からは、新人の與倉さゆり候補が、無所属で畑尻文夫候補も立候補している。混戦となった東京24区勝利を手にするのは一体誰になるのか。
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