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「日本航空機操縦士協会」 のテレビ露出情報

主要航空会社の操縦士年齢構成のデータによると2030年ごろから大量の退職者が出ることが予想されていて、パイロットの養成が重要になってくる。宮崎空港に隣接している航空大学校。国が設立した唯一の公的エアラインのパイロット養成機関で、これまで多くの卒業生が航空会社のパイロットになっている。この日の授業は、宮崎空港から長崎空港へのフライト訓練。訓練に備えて教官と共にブリーフィングを行う。機体の前に到着すると、機体を入念に点検。パイロットを養成し安定的に航空会社へ就職させてきた航空大学校。しかしカリキュラムに遅れが出て来た。航空大学校は通常卒業するまでの二年間、宮崎本校、帯広分校、仙台分校の3つの場所でフライト訓練や座学の授業を行うが、コロナ禍で感染者数が増えたことで120名ほど自宅で待機している。また、コロナ禍当時は交換が必要な部品の供給が止まり、機体の稼働が大幅に低下し訓練が遅延。およそ3時間の訓練を終え宮崎空港に戻って来た。この学生たちも授業が再開したのは約1か月前で、今までに約1年7か月自宅待機などを余儀なくされていた。現在、日本の航空会社のパイロットは50代が主要年齢層となっているため、2030年ごろから定年により大量の退職者が予想されている。パイロットになるためには主に3つの道がある。1つ目は国が設立した航空大学校。2つ目はパイロットを養成する学科などがある私立大学。もう1つは各航空会社が独自で行っている自社養成。千葉県銚子市にある千葉科学大学。ここにはパイロットになるための専門の学科があり、定員は1学年20人。過去に定員を満たしたことは1度もないという。この学科に入学するには、学力テスト、面接、操縦適性検査が行われる。あくまで操縦の腕を見るのではなく、教官の指示に合わせて運行が出来るかなどを見るという。また、入学するうえで大きな壁となっているのが学費の問題。国はパイロットになるための無利子の奨学金制度を設けているが、枠が限られているため現状では間口を広げることは出来ないという。

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