日本郵政の増田寛也社長はきょう記者会見し、ことし6月に退任する理由について、社長就任から5年半となり、大幅な若返りを図るためだと明らかにした。後任の社長には、根岸一行常務が昇格し、グループ内で不祥事が相次ぐ中、ガバナンスの立て直しをどう進めるかが問われることになる。日本郵政は、増田社長がことし6月に退任し、後任に根岸常務を昇格させる人事を決めている。日本郵政グループでは、日本郵便が金融商品の勧誘に使うため、ゆうちょ銀行の顧客延べ1000万人分の情報を不正にリスト化するなど、このところ不祥事が相次いでいる。後任の根岸一行常務は新たな経営体制の下で、ガバナンスの立て直しをどう進めるかが問われることになる。