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「日銀ネット」 のテレビ露出情報

きょうのテーマは「金融政策の要、日本銀行を調査」。1882年設立、我が国唯一の中央銀行である日本銀行。最近では金融緩和政策の変更や新紙幣発行の発表などで注目された。日本銀行の歴史に触れながら役割を学ぶ。日本銀行情報サービス局・高裕美子さんが案内。正門をくぐり中庭へ。日本銀行本店本館は1896年に竣工。国の重要文化財にも指定されている。東京駅も手掛けた建築家・辰野金吾が設計。創建当時は馬車で訪れる客もいたため、その名残りとして馬の水飲み場が残っている。
日本各地から集まったお金を厳重に保管していた場所へ向かう。本館の地下金庫は昭和初期に増設され、2004年まで使用されていた。金庫扉の厚さは約90cm、重さは合計25トン。金庫の中に入ると、1000億円分の模擬券が置かれている。
日本銀行の役割1つめは「お札の発行」。国立印刷局で製造したお札を日本銀行で受け入れ、日本銀行本店や支店の金庫で保管。その後、金融機関を通じて世の中に流通する仕組み。流通後、日本銀行へ戻ってきたお札を鑑定し、再び使えるかどうかをチェックするのも日本銀行の努め。災害の時には汚れたお札の引き換えにも対応。使えなくなったお札は細かく裁断される。お札の寿命は1万円札が4〜5年、千円札や5千円札が1〜2年。
日本銀行の役割2つ目は「物価の安定」。物価安定のため、日本銀行が金利の引き上げや引き下げを行っている。金利を上げた場合、下げた場合を紹介。金利の調整などで物価の安定を図っている。
日本銀行の客は金融機関が中心。大きな金額も窓口で取り扱っていた。大きな取引でも問題が起こらないシステムが構築されている。日本銀行の役割3つ目は「金融システムの安定」。金融システムの安定のために日本銀行はお金の決済に大きく関わっている。インターネット通販で服を買う場合、購入者のA銀行の口座から商品を販売したB銀行の口座にお金が支払われる。実際は銀行間で直接やり取りされているわけではなく、大口のお金では日本銀行と金融機関を結ぶ「日銀ネット」を介して、日本銀行の中にそれぞれあるA銀行の口座から引き落とし、B銀行の口座に入金する決済が行われている。日本銀行が間に入ることで安全にお金のやり取りを行うことができている。日銀ネットでは日々200兆円を超える資金決済が行われている。

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