日本銀行では今日から金融政策決定会合が開かれる。日銀は7月の会合で長短金利操作の柔軟化を決め、長期金利の上限を事実上1%に引き上げた。今日長期金利は0.890%と約10年ぶりの水準まで上昇した他、先週円相場は1ドル=150円70銭台まで円安が進んだ。こうした中市場では、再び政策修正が行われるのではないかとの観測がくすぶる一方、日銀内では修正に慎重な声も聞かれている。会合では長短金利操作の運用について議論するとみられる他、賃上げの持続性や物価見通しなど、賃金と物価の好循環がどこまで実現しているかについても意見が交わされるとみられている。