今日は20年国債の入札が行われる。佐野さんは「超長期債は生保・年金と言った機関投資家の銘柄と思われるが、生保は30年債・40年債を買うケースが多く、20年債は金融機関・銀行などが勝っている銘柄。イールドカーブコントロールを行っていたので、日銀は10年債以下の保有は多いが、超長期ゾーンは少ない。超長期ゾーンの利回りは、相対多岐に高く、10年・20年スプレッドも拡大している。拡大しているということは、それなりに投資妙味が出てきているということ。今回は絶対水準的にも魅力的。10年からみて割安とわかる。スワップ対比でも割安感があるので、日銀の政策変更の懸念を超え、割と好調。もし好調なら、利回り全体もいったん停滞する局面を期待してます。」などと話した。また、7月の追加利上げについて「難しいかなと。長期国債買い入れ減額と一緒にやると金利上昇を加速させることを避けると考えています。」と答えた。尾河さんは、米国消費者信頼感指数の5月の数字を詳しく見ていく。「年収10万ドル超の世帯で消費者信頼感が最も大きく上昇している。個人消費の強さもですねやっぱり所得によって開きがある。米国の平均時給は高いといっても、やっぱり物価高に非常に苦しめられている層というのが多いということになるとFRBとしては簡単には利下げに踏み切れないという環境が続きそう。」などと話した。