円安の影響を受けた企業の倒産件数が先月は16件と、この3年間で最も多かったことが分かった。東京商工リサーチの調査によると先月の「円安」関連倒産は卸売業や製造業など16件で、円安傾向が始まった2021年以降1カ月としては最も多くなった。直近の円相場は日銀による追加利上げをきっかけに上昇しているが、東京商工リサーチは資材や原材料、燃料などの輸入物価の値下がりには時間が必要で当面は増える見通しだとしている。また帝国データバンクによるとラーメン店の倒産件数は7月までに49件に上り、これまでで最も多いペースになっている。