日銀短観について、マーケットの事前予想ではトランプ関税の影響が悪化するとの見立てがあったが、逆に改善した。その理由について、原田亮介は自動車関連は悪化したが小幅にとどまった。円相場が150円前後から144円前後、原油についても71ドル台から65ドル台と安くなっている。素材業種で景況感がかなり改善したのがこういう水準になった。トヨタはアメリカで値上げをしていくことについては、時間をかけてみていかないといけない。自動車の先行き予想では大企業1、中堅13、中小8と中堅、中小はかなり大幅な悪化。輸出価格を引き下げるということは国内の下請け業者に対してコストを削減するよう求める動きにつながりやすいと話した。24%の関税は1ドル=108円程度の円高に相当。100円を突破した円高は何度もあった。時間をかけて対応するというのが条件と話した。