東京外国為替市場の円相場は一時1ドル160.70円台をつけ、約1年9ヶ月ぶりの円安水準まで値下がりした。円売りを強めたのはホルムズ海峡封鎖が長引く懸念だ。国際取引の指標となる原油の先物価格は一時110ドル台後半まで上昇し、有事に強いとされるドルを買う動きが広がった。また日銀が政策金利を据え置いた一方で利下げの見送りを決めたアメリカのFRBがこの先も「利下げを進めにくい」との観測が出ていることも円売りドル買いにつながっている。2年前の大型連休の時期にも円相場が160円台をつけ、政府・日銀が為替介入に踏み切った経緯があり、円買いドル売り介入をめぐる警戒感が強まっている。
