きょうの為替相場の見通しをソニーフィナンシャルグループ森本淳太郎氏が解説する。本日のドル円は158円を挟んで方向化の出にくい展開を予想している。ドル円が日米10年実質金利差から離れて推移している点に注目。これは日本の長期金利上昇の一部が財政悪化懸念による悪い金利上昇によるものであり、金利と円相場が連動しにくくなっていることが要因の1つだと考えられる。長期金利差の説明力は弱まっているが、今年に入ってドル円相場は短期金利差との連動性が高まっている。日米の協調介入を受けてドル円は大きく下落したが、その後を追うように短期金利差も縮小している。これは米国が日銀の追加利上げを促しているとの見方が強まったためだと考えられる。短期金利は政策金利見通しに左右されやすく、足元で今後の米国の利上げを最も大きく左右するのはインフレ動向であることを考えると12日に発表される7月CPIには要注目。弱い結果となれば利上げ期待の後退とさらなるポジション調整と共にドル円がもう一段下落する可能性がある。
