理化学研究所、NTTなどの研究グループが、従来の方式とは異なる光を使った新たな方式の量子コンピューターを開発。新方式では、2つの離れた物質の間で情報が瞬時に移動する量子テレポーテーションと呼ばれる現象を計算に応用する。グループによると、今回開発された量子コンピューターは、実用的な計算を行うにはまだ改良が必要だが、将来的には人間の神経回路を模倣したニューラルネットワークと呼ばれる数理モデルの計算など、実用的な計算への応用が期待されるという。研究チームは今後、共同研究者の利用を可能にし、AI分野の研究者などとともに改良を進め、研究開発を加速させたいとしている。