万博開幕直前に塀が設置されたグリ下。400mほど離れた浮き庭エリアが若者たちの新たなたまり場となった。若者たちは複雑な事情を抱えて街をさまよっている。警察に補導されても、若者たちはまたこの場所へ戻って来る。2023年にグリ下会議が発足。行政、警察、地元商店街、NPOなどが連携して若者支援策を協議してきた。若者を支援するNPOの今井理事長は、塀の設置について行政側から事前の相談はなく、決定事項として突きつけられたと話した。横山市長はグリ下会議で相談しなかった理由を明確に答えなかった。新宿・歌舞伎町のトー横はグリ下より前に封鎖された。相次ぐ警察の補導だけでなく、若者たちを脅して金を請求する大人もいる。日本駆け込み寺の清水代表理事は、若者たちが安心して立ち寄れる場所が重要だと考えている。グリ下付近のNPOには、若者たちの本音が寄せられている。今井理事長は塀の設置について、社会的な排除のメッセージになっていることに懸念があると話した。
住所: 東京都新宿区歌舞伎町2-42-3
URL: http://nippon-kakekomidera.jp/
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