フジテレビは臨時株主総会と取締役会を開き、信頼回復に向けて経営体制の見直しを決めた。取締役の数は22人から10人に減らし、日枝取締役相談役は退任となった。日枝氏はフジサンケイグループの代表も辞任する。取締役会の多様性を図る観点から女性取締役の比率を3割以上とした他、50代以下の新たな起用を進め、取締役の平均年齢は67.3歳から59.5歳に引き下げられた。コンプライアンスの体制については、今月末を目処に提出される第三者委員会の調査結果報告も踏まえて、実効性を高める強化策を検討・実施していくとしている。