大分オートポリスで行われたSUPER GT第7戦。シリーズチャンピオン争いで苦境に立たされているNISMOは背水の陣でここにやってきた。そんな状況の中、マシンを任されたメカニックたちがピットワークの練習を行っていた。ピットワークの中でも花形と呼ばれるのがタイヤ交換。23号車のタイヤ交換を担当するのは清水勇斗と高師康徳の若手コンビ。重圧に勝つためチームが10年以上前から取り入れているのがメンタルトレーニング。迎えたきのうの決勝3時間レース。NISMOは2番手スタート。ピットではタイヤ交換担当の2人がウォームアップ。メンタルを最高の状態に高めていく。スタートから約1時間後、23号車がピットへ。完璧に近い作業でマシンを送り出す。23号車はその後もトップ争いを展開。2回目のピットインもミスのない作業を見せたメカニックたち。正念場のレースで5月以来の表彰台。ドライバーやメカニック、チーム全員の力で結果を出して見せた。極限のプレッシャーの中で正確に速く、メカニックたちの戦いは続く。GT−500第7戦、結果:優勝 TGR TEAM SARD、2位 NISMO、3位 NISMO NDDP。