日産自動車はホンダとの経営統合に向けて協議を進める方針。一方で、台湾の大手電子機器メーカー「鴻海精密工業」が日産の株式取得を目指していると台湾メディアが報じた。日産を取り巻くこうした現状について、元会長で海外へ逃亡中のカルロスゴーン被告が米国メディア・Bloombergの取材に応じた。カルロスゴーン被告は「(日産は)パニック状態に陥っている。これはやけくそな動きです」と語った。さらに「日産とホンダは同じ市場で類似したブランドと製品を展開している」と指摘し、日本の経済産業省がホンダに統合を持ち掛けるよう働きかけたと持論を展開した。ゴーン被告は明日オンラインで会見を開く予定。