ホンダと日産の経営統合が破談になる見通し。その一つの要因になったのが日産のプライドだった。5日、日産の工場の前で話を聞くと。ホンダとの経営統合が破談となりそうな日産自動車。関係者からは、不安と憤りの声が聞かれた。そもそも日産はホンダとの関係について、あくまでも対等の関係を強調していた。しかし関係者によると、その後ホンダから示された案は、横並びではなく日産をホンダの子会社にするというものだった。それには日産側が猛反発。関係者によると、日産はホンダとの経営統合に向けた基本合意書を撤回し、協議を打ち切る方針を5日、固めたという。一方、ホンダ側も日産に対し不満があった。今回の経営統合の一因は、日産の業績不振。リストラを進めることが協議の前提条件だったが、日産から出てきた案に工場閉鎖などはなかった。ホンダとしては子会社化で経営の主導権を握り、リストラなどを迅速に進めていきたい狙いがあったとみられる。
ホンダと日産の経営統合が破断した。うまくいかなかったのは自動車メーカーならではの理由も。「技術の日産」を掲げる日産。独自のハイブリッド技術にe−POWERがある。街なかを低速で歩くときに、低燃費を発揮する。しかし高速道路では燃費が悪く、土地の広いアメリカを走るには不向き。一方ホンダのハイブリッド車は、e−POWERと比べて高速走行時の燃費がよく北米で販売が伸びている。ホンダと日産の経営統合は、このまま本当に破談となるのだろうか。
ホンダと日産の経営統合が破断した。うまくいかなかったのは自動車メーカーならではの理由も。「技術の日産」を掲げる日産。独自のハイブリッド技術にe−POWERがある。街なかを低速で歩くときに、低燃費を発揮する。しかし高速道路では燃費が悪く、土地の広いアメリカを走るには不向き。一方ホンダのハイブリッド車は、e−POWERと比べて高速走行時の燃費がよく北米で販売が伸びている。ホンダと日産の経営統合は、このまま本当に破談となるのだろうか。