荒れた株価の裏で動きが注目されたのがCTAと呼ばれる存在。CTAとはコモディティートレーディングアドバイザーで直訳すると商品投資顧問業者となる。顧客から集めた資金を運用するヘッジファンドの一種。マネックス証券の広木氏によるとCTAが一連の株価の値動きを勢いづけたことはほぼ間違いなく、一昨日の午後からの一本調子の売りで顕著に見られたという。CTAは主にトレンドフォロー戦略をとり、2008年頃からの金融危機など相場急落局面で高い運用実績を上げ、注目されている。CTAはコンピュータで先物など値動きを解析。下落基調なら売り、上昇基調なら買いとし、素早く機械的に売買するため、実態とはかけ離れた経済を助長してしまうことがあるという。今回の乱高下にもCTAが影響したとみられている。