今月、3万6000円を割り込む場面もあった日経平均株価。年度末が近づく中、値を戻し底堅さを見せている。日米の市場関係者が注目していたアメリカの政策金利は、19日FRBが2会合連続で据え置くと決定。年内2回の利下げ見通しも維持した。しかしトランプ大統領は、相互関税を発動する4月2日を「アメリカの解放記念日だ」とも投稿。これらの発言が日本株に与える影響は、根津アジアキャピタルリミテッドの河北氏は「日本株は今独自の要素が非常に乏しくなっていて、海外の影響を受けて上がり下がりしている状況。トランプ氏の発言に関わらず利下げを行うことで株価が下がるリスクを回避する見方は高まっていると考える」などと述べた。