きょうの平均株価は一時600円を超えて値下がりし、4万3000円を割り込んだ。相場の過熱を意識して利益を確定させる売り注文が優勢になっている。値下がりのさらなる要因は“円高進行”だ。アメリカのベッセント財務長官は13日に出演したブルームバーグテレビの番組でアメリカの政策金利は「9月に0.5%引き下げるのが望ましい」とする一方で、日銀の金融政策は「後手に回っており利上げを実施するだろう」と述べた。円相場は日米の金利差が縮まるとの見方から円高ドル安が進み、輸出企業の業績が押し下げられることへの警戒感が広がっている。