- 出演者
- 南利幸 井上二郎 赤木野々花 小山凌
オープニング映像と出演者の挨拶。
いわゆる台湾有事を巡り、先週、国会で高市総理大臣が「武力の行使を伴うものであれば、存立危機事態になりうる」という認識を示したのに対して中国外務省が北京に駐在する金杉大使を呼んで抗議し、答弁の撤回を求めたほか、国防省が強いことばで非難するなど、中国側は反発を強めている。そんな中、中国外務省は昨夜遅くSNSで「中国国民は当面、日本に行くのを避けるとともに、日本にいる中国国民は現地の治安情勢によく注意して、安全意識を高め、自分を守るよう厳重に注意喚起する」として、当面、日本への渡航を控えるよう呼びかけた。理由について「近頃、日本の指導者は公然と台湾について露骨に挑発する発言をして、両国の交流の雰囲気をひどく悪化させ、日本にいる中国国民の身体と生命の安全を重大なリスクにさらしている」と主張した。ことし1~9月までに中国から日本を訪れた旅行者は国地域別では最多の748万人で、今後、中国からの観光客の動向や、日中間の交流事業への影響も懸念される。
茂木外務大臣は「金杉大使から、高市総理の答弁の趣旨と、我が国の政府の立場について、中国側に改めて説明を行い、明確に反論した」と述べた。また「国際法に反するものでもないし、撤回する必要はないと、それは当然のことである」と主張した。政府は台湾については1972年の日中共同声明の通りで、高市総理大臣の答弁は従来の立場を変えるものではないと重ねて説明している。今回の答弁に関連して。大阪に駐在する中国の総領事が「汚い首は一瞬の躊躇もなく切ってやるしかない」などとSNSに投稿した。これを受け外務省の船越事務次官はきのう、中国の呉江浩駐日大使を外務省に呼び「極めて不適切な発信だ」として強く抗議した。総領事をめぐっては与野党双方からペルソナ・ノングラータ(好ましからざる人物)に指定し国外退去を求めることも含めた対応を取るべきだといった意見も出ていて、政府は中国側の判断として適切な対応を取るよう求めている。
高市総理大臣はきのうの参議院予算委員会で新たな経済対策に盛り込む電気・ガス料金への補助について「寒さの厳しい冬の間、深掘りした支援を行うと、これまでよりも金額を上げて支援を行う方針だ」と述べ、経済対策の裏付けとなる今年度の補正予算案に必要な費用を盛り込む考えを示した。関係者によると、この冬の電気・ガス料金への補助は、来年1月~3月までの使用分を対象に、これまでより規模を拡大して実施される方針。使用量が多い1.2月を重点的に支援し標準的な家庭では3ヶ月間で合わせて6000円程度負担が減るよう政府与党の間で最終的な調整が進められている。
茂みの中に見える2頭のクマ。新潟県胎内市の住宅が転在する地域で視聴者が撮影した。周辺ではきのう、1m20cmほどのクマ1頭が罠にかかっているのが見つかり、市は緊急銃猟で駆除したという。相次ぐクマの出没や被害を受け政府は昨日関係閣僚会議を開き、クマへの対策パッケージを決定した。対策は3つの段階で整理され、このうち、緊急的な対応では、自衛隊や警察の退職者などに協力を要請し駆除にあたる人材確保を進めることなどを盛り込んでいる。また短期的には集落周辺での捕獲の強化や「ガバメントハンター」と呼ばれる狩猟免許を持つ自治体職員の人権費などの支援、そして電気柵による防護の強化などを図るとしている。そして、こうした対策に必要な費用を交付金などで速やかに支援するとしている。
鳥獣専門員の浦辰義さんは北海道占冠村でガバメントハンターとしてヒグマ対策に当たっていて、きのうは周囲の見通しを確保する作業を行っていた。ヒグマが出没したときには現場を調査し駆除の必要性を判断するとともに、ハンターとして自ら駆除に当たるという。今回の対策パッケージについては「喜ぶべきことだと思っている。民間だけではなく、公務としての位置づけが必要なのではないか」とコメントしている。
大リーグ、ドジャースの大谷翔平がナショナルリーグのMVP(最優秀選手)に選ばれた。大谷は妻の真美子さんとともに愛犬のデコピンカラーの装いで発表を見守り、受賞決定後は「ファンの人達にとって僕が引退して先に振り返った時に素晴らしい年だったようになって思う1つの年になるのではないか」と喜びを語った。記者投票で決定するMVPだが、大谷は全ての記者から1位票を集める満票での受賞となった。受賞の決め手となったのは二刀流の復活。バッターとして自己最多のホームラン55本、ピッチャーとして右ひじの手術から2シーズンぶりに復帰。大きなインパクトを残し4回目のMVP受賞につながった受賞回数は7回のバリー・ボンズに次ぐ単独2位に。3年連続も2001年から4年連続で受賞したボンズ以来史上2人目の偉業となる。
中学1年生だった横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから、きょうで48年。めぐみさん1977年11月15日、新潟市で学校から帰る途中に北朝鮮に拉致された。今週記者会見した母親の早紀江さんは「どうしてこんなに大事なことが解決されないのか。あ然とするばかりでもう考えようがない。」とコメント。先月61歳の誕生日を迎えたと思われるめぐみさんについては「元気な姿だけ思うようにして朝夕しっかり神様にお祈りしている」と語っていた。政府認定の安否が分かっていない被害者の親のうち、健在なのは早紀江さん1人となっている。被害者の家族は先月、高市総理大臣や来日したアメリカのトランプ大統領と面会し、拉致問題の解決に向けたアメリカの協力と日本政府の主体的な取り組みを強く求めた。家族たちは政府に対し親世代が存命のうちに全ての被害者の一括帰国を実現するよう訴えている。
日本が世界に誇る日本酒が危機に陥っている。日本酒の産地の山形県では原料となる酒米が県産の主要銘柄で去年に比べて1.5倍以上と大幅に値上がりし、酒蔵が大きな影響を受けている。酒田市にある創業150年の老舗の酒蔵。酒米の「雪女神」や「出羽燦々」などを使った日本酒を生産している。酒米の仕入れ価格が去年に比べ60キロあたり1万円余り上昇し、2倍近くになった品種もある。限りある資金で何とか確保したが、仕入れ量は15%減った。酒蔵ではこのままでは、生産できる本数が減るだけでなく利益幅が少なかった商品は原価が販売価格を超え作れば作るほど赤字になるという。価格引上げを検討しているが、客が離れる懸念もあり、大胆な値上げはできないという。値上げに頼ることには限界がある中、日本酒造りの見直しを迫られている。酒米をより多く使う高価格帯の純米大吟醸は、今年、煮液幅が高いものだけに絞ることにした。さらに使う米の量と利益を両立できる新商品の開発も進め、米を削る割合を少なくして使う量を切り詰めた。その上で加える水の量を増やすことで従来よりアルコール度数を1%ほど減らしたという。トレンドの低アルコール商品として打ち出すことで新たな需要を取り込めないか試行錯誤している。
さらに今後の日本酒作りに歪みを生みかねない状況も出てきている。酒米を50年近く栽培し、県内の酒米農家で作る組織の会長を務める成沢茂さんによると、価格が上がったにも関わらず酒米作りをやめる農家が増えているという。酒米作りが減っているのは、それ以上に価格が上がっている主食用米へ切り替える動きが相次いでいるからだ。酒米は主食用米よりも穂が長いため倒れやすく、手作業で異音を起こすなど手入れに手間がかかるという。負担が大きい酒米はこれまで主食用米よりも高い価格で取引されてきた。しかし去年から主食用米の価格が大幅に値上がりし、酒米が下回る形になり高齢化で負担を避けたい農家が増える中、切り替える動きに拍車がかかり、成沢さんの周辺では作付け面積が去年から2割減少したという。酒米の作付けが減り、供給される米が先細りすると、酒蔵の経営がますますひっ迫。地域の日本酒文化全体が衰退していくのではと懸念している。農家と酒蔵の両輪で続けられてきた日本酒造り、米の高止まりがその基盤そのものを大きく揺るがしている。農林水産省によると、日本酒の原料で最も多く使われる酒米、山田錦の取引価格についても全国的に主食用米の値上がりに追いつかない状況が見られ、米の価格高騰に影響されず安定して生産できる仕組みづくりがますます大切になりそうだ。
東京デフリンピックがきょう開幕。日本選手団が昨夜結団式を開いた。日本選手団は21すべての競技に過去最多268人の選手が出場予定。最も多かった前回大会を上回る31個以上のメダル獲得を目標に掲げる。佳子さまも出席された。騎手を務めるのは空手女子の小倉涼選手。小倉選手は日の丸を背負って世界の舞台で戦えることを誇りに思いますと述べる。大会は今月26日まで12日間の日程で開催される。
堀川桃香選手は女子団体パシュートで金メダル奪還を目指している。堀川選手は北海道出身の22歳。実家は酪農を営み自然豊かな環境でのびのびと成長してきた。今シーズン国内開幕戦の女子3000mでは高木選手を破り優勝。オリンピックへの思いを強くしたのは2018年の平昌大会。女子団体パシュートで金メダルを獲得した姿に当時14歳だった堀川選手の心は大きく揺さぶられたという。堀川選手は感動して勇気づけられたと述べる。堀川選手はナショナルチームを離れ高木選手が立ち上げたチームへの参加を決断。堀川選手は高木美帆さんと一緒にやりたいのはずっと思っていてそれが今年やっと叶ったと述べる。期待されている一つの役割は持ち味の持久力をいかし前を滑る選手を押すこと。3人で共に練習することで細かな戦術を練る機会も増えたという。佐藤綾乃選手は堀川選手の力強さを加えることで一番上を目指せるチームになっていると述べる。堀川選手は2大会連続でメダルを取っていてそういうプレッシャーもあるが、最後みんなで笑って終われたらいいなと思っていると述べた。女子団体パシュート、前回は銀メダルだった。堀川選手が加わり新たな3人となったチームが頂点に立つ姿に期待などと話した。
政治団体NHKから国民を守る党党首の立花容疑者が自殺した元兵庫県議会議員の名誉を傷つけたとして逮捕された事件。立花党首側が元議員の遺族側に示談を申し入れをしたことが双方への弁護士への取材でわかった。遺族の弁護士は申し入れを拒否すると伝えたという。立花党首の弁護士は発言、投稿内容について、真実だと信じる十分な理由があったかどうかは争わない方針を明らかにした。
経済情報を伝えた。
全国の気象情報を伝えた。
関東甲信越の気象情報を伝えた。
