きのうの日経平均株価は、寄り付きから大きく値を下げ、下げ幅は一時1200円を超えた。終値は前の日より572円安い5万4452円だった。ニッセイ基礎研究所・井出真吾氏は「国際エネルギー機関(IEA)の加盟国が石油の備蓄を協調して放出することを決めたが、それにもかかわらず原油価格が上昇している。物価高と景気後退が共存してしまうスタグフレーションへの警戒が高まっているという状況だと思う」と述べた。日経平均株価は先月27日の5万8850円をピークに今週月曜日に5万2728円まで下落したが、おとといにはほぼ下げ幅の半分まで戻した。相場の格言には「半値戻しは全値戻し」という言葉もあるが、井出氏は「その格言は2つの意味がある。急落した後、半分まで戻したんだから残り半分も戻るという楽観的な見方と、何か理由があって急落したんだから半分戻ったら全部戻ったと思って満足しなければいけないという慎重な意味合い。いまの市場では後者の方。慎重な見方。なぜならばイラン情勢が改善に向かう兆しすらないから」などとコメントした。
