きのうの日経平均株価は前の日のアメリカ市場での株高を受けて、一時500円以上値を上げた。しかし、トランプ大統領のイラン攻撃についての演説が始まると様相は一転。「戦闘の終結が近い」という期待が崩れて“失望売り”に転じ、終値は前の日より1276円安い2万2463円だった。ニッセイ基礎研究所・井出真吾氏は「演説の内容はこれまで言っていたことの繰り返しで新しい話は一切なし。さらに『今後2~3週間イランに激しい攻撃をする』と付け加えたので、これで金融市場は一気に失望に変わった」などとコメントした。ホルムズ海峡の開放にアメリカは関与しないと強調したこともマイナスに働いた。井出氏は「金融市場では原油価格がなかなか下がらないだろうといったネガティブな見方から原油先物価格の上昇及び株価下落につながったと思う」とコメント。原油価格の国際的な指標となるニューヨーク市場の先物価格は一時、1バレル113ドル台後半まで上昇した。
