昔に比べ野菜も美味しくなっている。昭和では、青臭くて酸っぱいが当たり前だったトマトが令和になり進化。昭和時代にトマトが酸っぱかった理由は、完熟前に収穫していたから。完熟したトマトを出荷すると運搬中に潰れるなどしてしまうためだった。この状況を変えたのはタキイ種苗。13年の研究の末、1983年、新たなトマトを開発。これが桃太郎。完熟しても柔らかくなりすぎず、輸送問題を解決し、トマト本来の甘さを引き出すことに成功。新聞にも取り上げられた。これをきっかけに全国で高糖度トマトの生産に乗り出した。千葉大学教授によるとアメーラトマトは糖度が8~9と言われている。糖度9の群馬県のトマトがブリックスナイン。千葉県で作られた糖度が高いミニトマトがGRAND QUEEN。ミニトマト界の至宝と言われ、糖度は13。1粒約430円と高額だが、甘さが話題となり購入希望者が殺到しているという。