政府日銀による円買い介入が指摘される中、円安ドル高が進み先週金曜日は一時151.942円となった。一方、日経平均先物は3万8380円で取引を終えた。米国のダウ平均株価は450ドル上昇。円高と米国株高が綱引きしている状況。三井住友DSアセットマネジメント・市川雅浩氏は「背景には4月の雇用統計が予想を下回って早期利下げ期待が強まったことがある。利下げによってアメリカ経済の持続的な成長が見込まれるようになればアメリカ株の上昇につれて日本株は円高でも上昇しやすくなる。アメリカの金融政策が円相場に与える影響よりもアメリカ株にどう影響していくのかを見極めている状況かなと思う。連休前は3万8000円台を回復して終わっているので3万8000円台で値固めができるかどうかは一つ重要なポイント」と指摘。