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「旧国鉄 鶴形トンネル」 のテレビ露出情報

秋田県能代市にある喜久水酒造は創業1875年、150年の歴史がある能代唯一の酒造。きのう、7代目になる平澤喜一郎さんが見せてくれたのは、2年ぶりに作った新酒。おととし、地元タウン誌で酒造りの極意を語っていた平澤さんだが、実はこの時、喜久水酒造は存続が危ぶまれる大ピンチを迎えていた。この雑誌が発刊された3ヶ月後には事業を停止し、破産手続きに入ることが明らかになった。世界的な日本酒ブームで日本酒メーカーの売上(帝国データバンク)は3年連続で増加している中、なぜ苦しかったのか。去年の冬、番組が取材した時、平澤さんは破産を決めた理由について「コロナ1年目は前年で30%以上売り上げが落ちた。それが3年続いた。この先10年、売り上げを元に戻す希望が見えなかった」と語っていた。コロナ禍での日本酒の消費量減少が経営を圧迫。地方の小さな酒造にとって、世界を相手に商売を広げるのは難しかったという。喜久水酒造廃業の知らせは地元に衝撃を与えた。この酒造には全国的にも珍しいウリがあった。それがトンネル貯蔵。国の登録有形文化財である旧国鉄の鶴形トンネルをJRから買い取り、一升瓶6万本を低温保存できる貯蔵庫として活用。巨大な貯蔵庫を活かして、持ち込みの酒を預かるサービスも。長い間、地元で愛され続けた喜久水酒造。能代市の酒店には廃業を聞いた客が押し寄せたという。こうした声は平澤さんの耳にも届いた。平澤さんは事業承継先を探し、廃業を撤回することにした。喜久水酒造を新たに引き継ぐのは、酒造から歩いて5分の建設会社に決定。中田建設・佐々木光一マネージャーは「能代の唯一の酒蔵。アイデンティティーを守る意味でも手を挙げて参画をしたのが一番の理由」などと話した。老朽化した施設の修繕も建設会社にはお手の物だった。クラウドファンディングも行っていて、喜久水専用の田んぼ作りも始めようとしている。

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