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「旧知覧町(鹿児島)」 のテレビ露出情報

特攻隊テーマにした小説「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」の作者・汐見さんは鹿児島出身で、初めて行った知覧に展示されていた特攻隊員たちが遺した遺書に衝撃を受けたと話した。今、遺書などを展示する戦争資料館が次々と閉館に追い込まれている。品や遺書などの管理が難しくなってきており、後継者がいないことも背景の1つ。陸軍最大の特攻隊基地があった鹿児島・南九州市の平和会館では、特攻隊の遺書を後世に残すために特殊な技術を使い遺書の現物を忠実に再現し展示している。平和会館には特攻隊1036人分の遺影と遺品や遺書など約6000点が展示されている。穴澤利夫大尉は婚約者への遺書に自分のことは忘れてほしいと記していた。特攻作戦で亡くなった隊員は6371人に上る。映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」に登場したツルは特攻の母と呼ばれた鳥濱トメさんがモデル。特攻隊員たちを我が子のように可愛がり、時には特攻隊員から遺書を預かり家族や恋人に届けていた。トメさんが経営していた富屋食堂は復元され、館内には特攻隊員の遺書などを展示している。トメさんのひ孫、拳大さんが館長を務めている。一時は閉館を考えたが現在は寄付を集めるなどして存続の道を模索している。遺書や資料館を残していくことが戦争風化の歯止めになると考えている。トメさんは生前「一つしかない命を投げ捨てて散っていった若者たちを忘れてはならない」と話していた。

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