猛暑日が続く中、東京都江東区の東京ビッグサイトでは、暑さ対策の最新製品を紹介する展示会が開かれている。きのうまでの3日間、主に建設現場や工場などで使う事業者向けの製品が展示された。背中に冷却プレートがついた作業服は、冷蔵庫を冷やす技術を応用し冷却機能を強めたという。ヘルメットに送風機を取りつけられるものも。暑さはきょうも。気象庁によると、静岡県、奈良県、三重県、和歌山県などで最高気温が38度を超えた所があったほか、各地で35度以上の猛暑日となっている。運動中に起きる熱中症にも注意が必要。対策として注目されているのが全身を氷水で冷やすアイスバス。熱中症対策として米国などで広く知られていて、東京オリンピックでも取り入れられた。熱中症対策に詳しい専門家、早稲田大学・細川由梨准教授は、運動中に意識障害などの症状が出たときなどに応急処置として行うものだとしている。アイスバスを取り入れることにした兵庫県三田市にある三田松聖高校のサッカー部。組み立てればすぐに水を入れられるため必要なときに速やかに使えるという。サッカー部顧問・河本大樹教諭は、これがあることによって指導者として心の安心感、すぐ使えるのはよいと思い導入したという。