きのう・おととい、東京ビッグサイトで、ふるさと納税のイベントが行われ、日本各地の名産品などが一堂に会した。2日間で、約2万人が来場した。今月末で、ふるさと納税のポータルサイトでのポイント付与が終了になる。ポイント競争が過熱し、本来の地方支援の趣旨からかけ離れているなどの理由で、来月からポイント付与が禁止となる。イベントには、多くの人が駆け込みで訪れ、それぞれの自治体が試食などを通じて、返礼品の魅力をアピールした。鹿児島県阿久根市では、1万円の寄付で2.2kg分届く牛と豚のホルモンのセットが一番人気。山梨県甲州市のブースでは、1万円からの寄付で、1.1kg以上届くシャインマスカットの試食が行われ、開始から1分足らずでなくなっていた。イベントに参加していた自治体へのアンケートでは、回答した155の自治体のうち9割以上先月比べ、ふるさと納税の申込み件数が増加しているとしていて、8倍に増えたという自治体もあった。ポータルサイト各社も今月は、高いポイント還元率のキャンペーンを実施している。故郷チョイスでは、寄付の2％を減額する券を全員にプレゼント。ふるなびでは、最大で100％コインを還元する総力祭を開催している。ふるさと納税ガイドの福田氏によると、ポータルサイトごとに自治体の違いがあるため、幅広い選択肢から選んでほしいという。