シニア女性向け雑誌「ハルメク」。定期購読のみというスタイルながら、高読者数は46万人。週刊誌、月刊誌を合わせても1号あたりの販売部数ダントツ1位を誇っている。ハルメク編集部の山岡編集長は、2017年にハルメクに転職し編集長に抜擢。当時14.5万分だった販売部数をわずか5年で3倍に押し上げた。ハルメク人気の秘密1つ目は、徹底した読者目線。一番大事にしているのはご意見はがき。毎月約2000通をすべてチェックしているという。紙面構成でも、インターネットの活用術を特集した号では基本から活用術まで順を追った構成になっているが、ハルメクらしいところは最後に疲れもカバーしている。特集の作り方にもこだわりがあり、1つの特集にかける期間は半年間。12人の編集部員を6つの班に分け、先行班が3ヶ月間読者を徹底リサーチするという。人気の秘密2つ目は、シニア女性の欲しいを実現。ハルメクが通信販売で扱う商品のうち、売り上げの7割が自社ブランドだという。ファションやコスメはほぼ自社ブランドだという。商品作りに欠かせない秘密兵器が、130人以上の体形を3D計測した独自のトルソー。これを元に造られた美ムーブパンツは、累計18万本を売り上げる大ヒット商品。人気の秘密3つ目は、読むから体験へ。菊池和子さんの人気連載企画「きくち体操」のリアル口座が、、全国から1000人近い参加者が集まる人気イベントとなっている他、押し花教室など様々なイベントを開催。明治神宮では、読者108人が参加するウォーキングイベントも開催。その中には編集長の姿もあり、読者と雑談したり観察もするという。
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