宮本勝浩名誉教授は社会が明るく、元気になるような出来事の経済効果を分析していて、今年は大谷翔平の活躍、阪神タイガースの日本一、WBCで世界一奪還、バスケの五輪出場などスポーツ分野では喜ばしいことが相次いだ。なお、経済効果とは利益ではなく、動いた金額の総額を意味する。過去18年間のプロ野球球団の優勝時における関西地域の経済効果によると、今年優勝した阪神は約872億円で最高額となっている。宮本氏によると、市民マラソンは少ない経費で高い経済効果が見込まれるといい、2011年の第1回大阪マラソンでは経費が約10億2000万に対し、経済効果は約133億円にのぼった。氏はコロナ禍が収束しつつあるなか、各地で様々なイベントが再開され、地域が活性化することに期待を寄せた。