昭和40年代の街並みを再現した模型の世界についての話題。兵庫県の西部・たつの市には、古民家の中に懐かしい昭和の街並みをジオラマで再現した施設「昭和レトロ情景館 」がある。特徴はその細かさ。肉眼では判別できないような細かい所まで徹底的に作り込まれている。開館から8年目を迎えたが、昭和レトロブームの中で今も注目されている。館長の加瀬康之さんは、子どもの頃はこの古民家で実際に生活していた。ジオラマは約13年かけて1人で手作りしたもの。この街並みは架空の町「東龍野町」。加瀬さんはたつの市役所に務めていたが、子どもの頃から好きだった玩具いじりや模型作りを第二の人生に生かそうと、50歳を迎えた時にこのジオラマ製作を始めた。このジオラマの特徴は、ほとんど見えない細かい部分までの徹底した作り込み。細かい部分までしっかり楽しんでもらうために、館内には懐中電灯や虫眼鏡なども用意されている。汽笛や列車が走る音も、車内に小さなスピーカーが入っていて、そこから出ている。照明をおとして夕暮れ時も再現。家々に明かりが灯る。加瀬さんはこのジオラマを「スーパージオラマ」と呼ぶ。店の名前は全て架空のものだが、それぞれにストーリーが設定されている。当時を知る人には懐かしく、若い世代には新しい風景。地域の記憶を世代を超えて共有したいと、加瀬さんは考えている。
住所: 兵庫県たつの市龍野町日山290
