あす高市首相が正式に表明する見通しの衆議院解散総選挙。新党「中道改革連合」の誕生は選挙にどれほどの影響を与えるのか、時事通信社が驚きの試算を出した。おととし石破政権下で行われた衆院選での各得票数をもとに公明党の組織票が自民候補から民主系候補にすべて上積みされたとしたら、自民党が78議席減少するという。もちろん今とは状況が違うものの、新党の誕生はそれほどのインパクトを秘めている。政治ジャーナリストの岩田明子氏は「高市総理も想定外だったと思う。脅威だということで、戦略の練り直しを迫られている可能性はある」などと語った。しかし「特に力を入れて立憲民主党に対して激しい戦いをしてきた学会員からすると、戸惑う人も多いだろう」という。一方で立憲議員側も揺れていた。愛知10区の藤原規眞衆院議員は、おととしの衆院選で立憲民主党から出馬し初当選した一期生。新党結成を知ったのは報道だったといい、「民主と名乗りながらこのような手続きというのは、政党の面汚しだ」などと語った。不本意であれば新党に加入せず無所属で出馬する道もあるが、藤原議員は「1期生が2回目の選挙を無所属で戦うって無謀以外の何物でもない」などと語った。新党に加入するかどうかは、あす発表の基本政策を見てから判断するという。今回の早期解散には賛否の声があり、時事通信社の山田惠資解説委員は「内閣支持率は高く、自民・維新の連立で過半数は取れるのではないか。ただ自民党の単独過半数は厳しい。議席が過半数ぎりぎりで終わってしまった場合、高市首相の早い解散に対して批判が出る可能性は十分ある」などと指摘した。
