問題「萩原朔太郎『月に吠える』正しいものは?友人のお金で出版、酔って原稿紛失、クジラで出社」。正解は「酔って原稿紛失」。萩原朔太郎には詩人・室生犀星という無二の親友がいた。朔太郎は犀星に「月に吠える」の後書きを書いてもらった。「月に吠える」は鎌倉の旅館に2ヵ月以上泊まって編集された。「月に吠える」は実家からの援助で自費出版。父は文学を嫌っていたため、別の要件でお金が必要になったということにしたという。「廊下と室房」には印刷のために東京へ出てきたが、ビアホールで酔っ払って原稿をなくしたことが書かれている。原稿は書き溜めたノートがあったため、もう一度書き直した。室生犀星が書いてくれた後書きも一緒になくしてしまったが、もう一回お願いしたという。