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「月岡佳代子さん」 のテレビ露出情報

ペーパーアート作家・月岡佳代子さん。使う手法はペーパークイリング。細長い紙を渦巻き状にしてパーツを作り、それらを組み合わせ作品にする手法だ。半年かけて完成させたのが、高さ1.2メートルの黄金の龍。ペーパークイリングとは別に、細かな紙を立てて幾重にも貼り合わせる手法も使用する。ペーパーアートに出会ったのは5年ほど前。海外サイトで見た作品に衝撃を受け、独学で技術を習得。3年前、不登校の子どもたちの支援イベントの看板を担当したことで本格的に作品づくりを始めた。これまで大小100を超える作品を手掛けてきた。
作品の販売にも力を入れている月岡さんは、営業活動も欠かさない。見たいという人がいれば、「いつがいいですか?」とアポイントと取ってすぐに行くとう。この日は以前知り合った大町市の化粧品製造会社「ラインハルト」の高橋社長を訪ねた。高橋社長は力作に感嘆の声を上げながら品定めをするようにじっくりと鑑賞。月岡さんの作品は日本古来の縁起物や精神的な豊かさを表現するものが多く、今回は高橋社長が求めているイメージとは少し違ったよう。「全国からお客さんが来て、皆さん自然や北アルプスに感動する。地元の雰囲気・イメージをもう少しこの中で出せたら。地元の方が作っている作品に今までなかなか出会いがなかった」と口にした高橋社長に、月岡さんは「大ヒントありがとうございます。半年待ってください。地元愛たっぷりで作ります!」と笑顔を見せた。
月岡さんにはもう一つの顔がある。それは、市内の認定こども園で続けている保育士。ペーパーアートを本格的に始めるきっかけにもなった、不登校の子どもたちを支援するイベントに関わったことが理由の一つだ。月岡さんは「将来、不登校の子どもたちの居場所作りができたらいいなと思っていて。幼少期にどんな言葉を大人たちがかけるか、環境を用意するか、それが将来につながっているんじゃないか」と語る。自分の作品で周りの人たちを幸せにしたい。月岡さんは今日も作品作りに励んでいる。

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