日本たまごかけごはん研究所の上野貴史代表によると卵の生食は江戸時代末期ごろからで約200年の歴史がある。江戸時代後期には「たまごふわふわ」が宿場朝食として出されていた。現在では静岡・袋井市が再現している。江戸時代には卵は高級品だった。歌川国芳の浮世絵では女性が手に玉子焼きで巻かれた太巻き寿司を持っている。この寿司を名物として出していた店は天保の改革の際には贅沢禁止令で取り締まられた。たまごかけご飯が流行したきっかけとなったのが明治時代の実業家で日本初の従軍記者である岸田吟香だと言われている。岸田吟香が鶏卵和を食べることを習慣にしていて周囲に広めていたとされている。上野さんは「殻にはサルモネラ菌があるが日本の卵の品質は世界一」などと話している。井ノ原さんは玉子焼きをよく作るという。