きのうこの秋一番の冷え込みとなった東京。最低気温は18.5度、気温が19度を下回ったのは約3ヶ月ぶり。都内のアパレル店では秋物を買いに来た人もいた。食欲の秋をむかえる中、野菜の高騰が続いていた。なかでも長ネギは例年1束150円ほどだったがきのうは1束257円となっていた。ネギ不足は飲食店にも影響を及ぼしている。青ネギを薬味として提供している一蘭。青ネギの収穫不足の影響で白ネギのみの提供となっているのは全国27店舗。今後、青ネギの提供を中止する店舗が拡大する可能性もあるという。ネギ農家によるとネギは25度以上になると成長しなくなるという。ことし東京では過去最多の88回の真夏日を観測。暑さの影響でネギの成長が進まず、細い状態での出荷、または出荷時期が遅れるという。そのため売上が30%減。11月出荷予定のネギにも影響が出ている。ネギ不足の影響は年末まで続く見込み。ネギ以外にもトマトの卸値が4割高。トマト農園でも猛暑の影響で収穫量が例年比3分の1に。秋の味覚サンマの価格にも変化。例年よりは高いものの、去年よりは安くなっている。食材の高騰が続く中、値下げに踏み切る企業も。イオンでは全国の系列店約1万店で自社ブランド商品31品目を2%~15%値下げ。対象商品の価格改定は発売以来初で内容量の変更はない。値下げ理由としてイオンは小麦、食用油などの原材料価格が落ち着き始めたことや物流費の見直しなどによるとしている。