けさ、火星衛星探査機「MMX」を搭載したH3ロケット10号機の打ち上げが成功し、探査機は火星へ向かう軌道に投入された。H3ロケットは3機連続で打ち上げに成功し、来年にも民間に移管する方針だという。打ち上げ後には、ロケットと探査機のプロジェクトマネージャーがそろって会見を行った。MMXは約1年かけて火星圏に到達し、火星の衛星フォボスを観測する計画。地球と月の距離がおよそ38万kmなのに対し、火星とフォボスの距離はわずか約6000km。フォボスの砂には、火星由来の成分が含まれていると考えられている。探査では、まず小型ローバー「IDEFIX」を投下し、着陸地点を調査。その後、MMXがフォボスへの着陸を試み、10g以上の砂を採取する予定となっている。約3年間の火星圏での活動を終え、地球へ帰還する計画。今回のプロジェクトには、各国の技術が結集している。フォボスの重力は地球のおよそ2000分の1と非常に小さいものの、その重力を振り切って地球への帰路につくことは大きな挑戦となる。MMXが採取した砂を地球に持ち帰るのは、5年後の予定となっている。
