NHK政治部・宮里拓也の解説。今回の衆院選では「政治への信頼回復」が焦点。「政治とカネ」の問題が明らかになって以降の政府、野党の対応が問われ、野党も政権を担って政治を刷新できるのかなど説得力が求められる。政治資金規正法のさらなる改正の必要性や政治資金のチェック方法などをめぐっても活発な議論が行われるみられる。経済政策、外交安全保障も焦点の1つ。物価の上昇が続く中で、賃上げが十分に追いついているとは言えない。家計などの負担軽減策や賃上げを持続させる方策をめぐっても具体策を競うことになる。外交安全保障では、きのう、中国軍が台湾周辺の海域で大規模な軍事演習を行ったように、東アジアの安全保障が厳しくなる一方。大統領選挙を控える米国との関係や防衛費のあり方をめぐっても意見が交わされる見通し。衆院選の投票率紹介(2012年〜2021年)。それぞれ50%ほど。2021年の衆院選では、期日前投票を34.94%(小選挙区、比例代表)の人が利用。選挙情報は「衆議院選挙2024」で確認できる。