災害報道に力を入れているケーブルテレビ、J:COMのリポート。千葉・木更津市では「ファーストミッションボックス」と呼ばれる避難所開設ボックスを配布している。大きな災害のときには市の方が最初に来るとはかぎらないので最初に駆けつけた住民の方はじめいろんな方がそのマニュアルに従って避難所を開設できる。このボックスには避難所開設準備から前回の台風で住民が大変な思いをした命をつなぐ飲料水、毛布、医薬品などの物資の保管場所や備蓄品のチェックリスト、電気を確保するための発電機のマニュアルなどが入っている。このマニュアルどおりに実施すれば、たとえ経験がない住民でも避難所開設ができるという。また、いち早く開設準備を進めることで備蓄庫に不足している物資を要請したり被災者が困っていることを直接、市役所へ依頼することが可能となる。現在、木更津市は災害発生時、各避難所へ職員を派遣し開設できる体制を構築している。しかし災害規模によっては職員が現地へ行けず開設できないことも想定される。だから、公助を待たずともファーストミッションボックスがあれば市民誰もが避難所を開設できるという。